連れ歩き

PRI「さて、どうしようか?」
パンダ「この近くなら分かるよ。ちょっと歩いた先にホテルあったはずだから」
PRI「そう。だったら安心だ(笑)」
この界隈のホテルは僕もその昔、DCで利用経験はあるのですが、最近の情勢はちょっと不明。彼女の案内に従います。
向かう途中、建物の横に長蛇の人列が見えます。ライブハウスの待ち客のようです。
パンダ「たぶん朝まで踊ってた人たちだよ。そのまま連チャンだよ」
PRI「土曜日だからだろうけど、すごいなあ」
横をすれ違う際、行列の顔ぶれをそれとなくチェック。ん? なんか変(笑)。
パンダ「外れ!(笑) あの客層は…、アイドルかなあ? 異様に男性率高いね」
PRI「うん、ハウスやクラブの感じじゃないよね(笑)」
こちらから眺められるということは、当然、向こうからも眺められているはず。果たして長蛇の彼らの目に、僕ら二人はどのように映っていることでしょう? 無意識のうち、自然に振る舞おうと心がけていた僕なのでありました。
さて、行ったことがないホテルの食事はちょっと不安なので、途中、モスバーガーに入り、持ち帰りでオーダー。包みを受け取り、店を出て、ホテルに向かいます。
パンダ「あった! ここだよ、PRIさん」
PRI「意外な場所だね。僕はここ初めてだ」
パンダ「私も、前通ったことはあるけど、中入ったことはないの」
PRI「高級感あるけど値段はちょっと高めかな? うーん、和室なんてあるんだ(笑)」
パンダ「その和室が一番高いね。広さ違うのかな?」
PRI「聞いてみよっか」
フロントのおばちゃんに尋ねてみると、確かに広さが違うとのこと。ネット対応なんてないでしょうから、PHSの入りを尋ねてみると、その和室は窓が広くて良いのでは?との返事。珍しさに興味もあり、ここに決定。
パネルのボタンを押そうとしたところ、おばちゃんから待ったがかかりました。あと15分したら時間枠が変わって夕方6時までサービスタイムが使えるとのこと。それじゃあ、ということで、ロビーの席で待つことにします。
彼女と旅行の計画などお話してたら、15分はあっという間。