子供をつくろう

PRI「さて、まずは僕から持ってきたもの。これ!」
パンダ「う、すごい…。見逃してたよ」
ものすごくインパクトある表紙、雑誌「ブルータス」No.563(http://www.brutusonline.com/brutus/issue/index.jsp?issue=563)です。和製スーパーモデルの富永愛が、大きなお腹をかかえ、ふわりとこちらを見つめるまなざし…。
PRI「綺麗だよね」
パンダ「うん。今までの富永愛にはなかった顔だね」
PRI「柔らかくて、でも芯が強くて、お母さんの顔が出てるよ。オンナってとっても不思議だと思う」
妊娠8か月、その高潔な姿はあたかも女神のようです。富永愛は、パンダちゃんご贔屓のモデルさんなのですが、昨年10月に発表された突然の結婚(http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-041001-0014.html)は、実に衝撃的でした。
パンダ「篠山紀信が撮ったスーパーモデルって…、何これ? 赤ちゃんの写真だけど??」
PRI「この子たちが赤ちゃんモデルのトップランクなんだって。『子供をつくろう』ってのが、今号の特集だからね(笑)」
パンダ「すごいね、物怖じせず動じないって書いてある。この歳で演技力が問われちゃうって…(笑)」
PRI「僕が去年一緒に仕事してた仲間で、自分とこの赤ちゃんをモデル事務所に登録してる人がいるんだけど、CM出演などはすごい競争率のオーディションがあるんだってね。泣けってときにすぐ泣けなきゃダメとか、無理難題をクリアしなきゃいけないらしい」
パンダ「演技指導とかやっても限界あるし…(笑)。でも、この赤ちゃん、本当に自然で可愛いねえ」
PRI「そりゃあもう、人間の赤ちゃんに敵う可愛さはないさ」
赤ちゃんのグラビアページを優しく見つめる彼女、ちょっぴりお母さんの眼差しをしています。
パンダ「でも3歳くらいまでかなあ。大きくなると憎ったらしくなるからね(笑)」
PRI「うん、怪獣と暮らす覚悟をしないとね(笑)。でも娘だったら、父親にとっては特別な愛おしさ抱くような気がする」
パンダ「母親にとっては逆だと思うよ。娘なんて、いずれ人にやっちゃうんだよ。どこかに頼りたい気持ちがあるから、娘より息子を特別に可愛がるんだって」
PRI「お腹を痛めて生んだお母さんが注ぐ愛情って特別だからなあ。お父さんがいくら逆立ちしても敵わないよ」
パンダ「オトコの人は、マザコンに陥りやすいからね(笑)」
ザコン? 一瞬、僕はどうなんだろうとの疑問が頭をよぎりましたが、深く考えないことにします。
パンダ「親戚夫婦にこの記事見せたら、ものすごく子供欲しがるって思う」
PRI「確か、パンダちゃんと歳近いんだよね?」
パンダ「うん、子供好きなんだけど、まだしばらく作らないの。経済的理由なんだって…」
PRI「子供のこと思うと、両親は若い方が良いんだよなあ。僕なんか、年寄りの両親に生まれた子だから、走って父さんと競争するとかの思い出ないし、小学校の参観日に母さんが来るのも恥ずかしかったよ」
パンダ「PRIさん、子供好き?」
PRI「どうだろ? 分からないよ(笑)。とにかく、僕の歳で子供作ったら、子供は可哀相だって思う」
パンダ「大丈夫だよ、PRIさん、年齢不詳だもの(笑)」
PRI「パンダちゃんのご両親は、まだ若かったよね。ご両親に僕は絶対、会えないよなあ」
パンダ「私はPRIさんとずっと逢えたら、それでいいからね」
過ぎた時間は取り戻せません。これから過ぎる時間によって、僕の心のもやもやは、果たして解決できるのでしょうか?