中身を見抜くチカラ

30分ほどして、出前の食事が届きます。前回の800円弁当より豪華な箱、さすがに1250円弁当は違います?
PRI「上が僕の、下がパンダちゃんのだね」
パンダ「箱はいいけど、中身はそれほどでもないかな?」
PRI「わあ、海老はすごい太いよ。衣のサクサク感はイマイチだけど、中身の海老がこれなら、文句ないな」
パンダ「肉、堅ぁーい! これって、どこの部分だろう?」
PRI「うん? 筋張ってるね。ハズしたか…。海老あげるよ」
パンダ「ううん、いいよお。やっぱり無難なのにすれば良かったかなあ」
ふと思ったのですが、みみっちく二人分なんてことしないで、三種類オーダーし贅沢に残すような食べ方が、良いのかも知れませんね。仕事の昼食じゃなく、休日の楽しいデートなんですから。外での昼食なら1万円以上費やしてぜんぜんおかしくないシーンです。
さて、食事を終えたら、お互い持ってきた雑誌と書籍を交換します。恋愛観、芸能、報道、経済、アートなど、雑多なジャンルからアンテナに引っかかったものを選りすぐって、知性と感性を共有する。世代が違う男女なのに、こんなことができるのは、やはり、出逢うべくして出逢ったパートナーという気がします。
パンダ「こういうの読む私って、女っぽくないよね(笑)」
PRI「今の雑誌って、意外にターゲットの性別不詳だと思うよ。でも、一般的に言って、男より女の方が本を読んでるよね。パンダちゃんの場合、読書の基礎体力が普通の女の人よりあるから、ストライクゾーンが広いんじゃない?」
パンダ「あまり深く考えないで暇つぶしに読んでるつもりなんだけどね(笑)」
PRI「いや、パンダちゃんの感想を聞くだけでも、僕はすごい刺激を受けるよ。それに、こういう本を選ぶアンテナも実に見事だと思う」
そういえば彼女、交わすメールの文章クオリティーも、そんじゃそこらの女のコとはワケが違います。語彙が豊富な上に用法も的確で、さすが読書量に鍛えられてるだけのことはありますよ。僕なんぞはこのところ、Webの走り書きばかり読んでいるせいか、自己の文章表現力低下を実感する有り様で…(汗)。