余裕は大切

いつものように泡のお風呂でいちゃいちゃし、いよいよベッドです。
PRI「横になる前に、ちょっと待って」
パンダ「えっ?」
PRI「タオル巻いたままでいいよ、こっち来て…」
照明を落とした部屋の中、立ったまま、ふわりと彼女を抱きます。何を今さらかも知れませんが、気合いって大切です。特に彼女のようなすごい美人ちゃんの場合、ただ何となくエッチに入ってしまうと、オーラに呑まれて、制御不能に陥ります。しっかり眼を見て抱きしめておけば、後の展開は楽になります。
パンダ「恥ずかしい…」
PRI「もうちょっとこのままで…、うん、すごくいい」
彼女の輪郭を確かめるように、全身の曲線に沿ってゆっくりと撫でます。今までさまざまな女のコを抱いてきた僕がカラダで記憶するスケール感とはまったく違う、あたかも人間とは思えないほど見事なプロポーション。この素晴らしさは、横たわる前の今のほうがよく分かります。
PRI「ありがとう」
パンダ「うん(笑)」
手をとって、一緒にベッドに入ります。
パンダ「暑くない?」
PRI「ちょうどいいよ」
パンダ「私、冷え症だから、感覚が違うかも。必要なら空調入れるから、言ってね」
PRI「うん、ありがとう」
温もりを確かめるように、僕は耳を彼女の胸に当て、心臓の鼓動を聞きます。BGMが一切ない静寂の中、僕自身の鼓動と彼女の鼓動が重なり、不思議な調和のリズムが響きます。
パンダ「すごく感じる…。温かい…」
PRI「しばらくこのままでいい?」
パンダ「うん」
PRI「何故か分からないけど、不思議なくらい安らぐよ」
パンダ「男の人って、ベッドに入ったらすぐしたいんじゃないの(笑)?」
PRI「そう、自分でも変かも知れないなって思う。今、イレるよりこの方がイイってまで思ってるよ」
パンダ「私も不思議な感覚。何かされてるわけじゃないのに気持ちいい…」
PRI「これって、女のコとエッチする感覚じゃないのかも知れない」
パンダ「何なの(笑)?」
PRI「神様…(笑)」
パンダ「ふふふ(笑)。私にとってはPRIさんこそ神だよ」
そういえば、股間の僕自身は半勃ち状態。まるでエッチ後の中休みでやるスキンシップみたいですが、実際には4日溜めの満タン状態なので、普通ならありえないシチュエーションだと思います。こう書くと、あたかも何度も抱いて彼女の魅力に飽きてきたかのように思われるかも知れませんが、実際は逆。抱けば抱くほど、新たな魅力に気付かされ圧倒されているのが、今の僕の状態なのでした。