帰省旅行

お風呂の後は、ベッドで至福の時。
しかし今日はなぜか、なかなかイケません。途中、休憩を置いてから再度チャレンジしましたが、疲労でヘトヘト状態になってしまいました。残念! 風邪と宴会疲れが響いたのかも知れません(汗)。まあ、こういう日もあるさ。
もう一度お風呂で汗を流してさっぱりし、帰り支度を済ませ、ホテルを出ます。
PRI「夕食はカニと寿司、どっち行く?」
パンダ「私はどっちでもいいけど、PRIさんは?」
PRI「季節だからカニがいいなあ。今日みたいな寒い日に寿司は避けたい気分だし」
パンダ「うん。じゃあ、カニだね」
お店に入り、まずは飲み物をチョイス。僕は焼酎お湯割り、彼女は梅酒ロックを選びます。料理は、焼きガニのコースに決定しました。
コースの食前酒とお通しの後、すぐに飲み物がやって来ました。
パンダ「PRIさん、私のこれ、ちょっと味見してみて」
PRI「ん? 梅酒にしては辛口だなあ」
パンダ「なんだか日本酒みたいだよね(笑)。まずいわけじゃないんだけど…」
PRI「僕がもらっちゃおうか?」
パンダ「いい?」
PRI「うん、別の飲み物頼んでみる? 食前酒できたの、杏露酒だと思うけど、これ良いんじゃない?」
パンダ「でも杏露酒、メニューにないね。あったら良いんだけど…」
お店の人に聞いてみると、できますとのお答え。良かった!
ロックでオーダーしたところ、すごい! 焼酎お湯割りと同じくらいの大きなタンブラーで出てきました。特注品でお得感もりもり?
パンダ「ところでPRIさん、今後のことで相談があるんだけど」
PRI「何かな?」
パンダ「来月に私、実家へ帰ろうと思ってる。今、お金が必要な例の件でいろいろ考えたんだけど、やっぱり、お父さんお母さんに借りるしかないって思ったの」
そう、理由をお伝えすることはできないのですが、彼女は今、まとまったお金を必要としているのです。自分のことは自分で何とかしたい、両親の世話は受けたくない、だから…。
いくつかある案のひとつには、あの、フーゾクで稼ぐという方法もありましたが、幸いなことにそれは回避です。
PRI「ご両親に、理由を話さなきゃいけないよね?」
パンダ「年末帰ったときで、感じはつかめてると思う。全部の話はあまりにも…なので、心配かけない程度に、適当に簡単にして言うつもりだけど」
PRI「そうかあ。でも、それがご両親にとっても一番幸せだと僕は思うね」
パンダ「うん、あまり心配かけないようにして相談してみる」
PRI「お金を調達できたらそれで解決というわけじゃないから、まだまだ大変だよね。お金以外でも助けは必要になるかも知れないし、ご両親にとっては可愛い娘に頼られることは嬉しいはずだよ。うまくやっていこうよ」
パンダ「うちの親、私のことなんかどうでもいいって感じだけど…(笑)。あとね、海外ロケじゃないんだけど、二月に大きな撮影の仕事が決まったのね。帰省の予定も合わせると、来月はPRIさんと週末逢える日があまり採れなくなっちゃうの。そこで相談。今月はもう三回逢ったけど、あと二週あるでしょ。来月の二回分を、今月で逢ってもらえないかなあ?」
生臭い話ですが、逢うということは当然その分、お礼も前倒しして渡すことになります。11月22日(id:PRI:20041122)、彼女から逢う回数を増やしたいとの申し出をルール破りと書いているように、お金が介在する交際においては、計画性を崩すやりとりは破綻の引き金となりかねません。しかし今回は、本当の意味で今回だけと思えますし、特別扱いすべき事情でしょう。
PRI「分かった。いいよ」
パンダ「ありがとう! その代わりと言ってはなんだけど、私が実家に帰ってこっちへ戻ってくる前に、PRIさん、うちの方へ旅行しない?」
PRI「パンダちゃんの帰省先へ僕が行くの?」
パンダ「うん。私の旅費は私の帰省費だから、PRIさんの負担にはならないよ。地元だから、PRIさんにいろんなとこ案内できるし…」
PRI「なるほど(笑)」
それほど小さな町ではないので問題ないのかも知れませんが、彼女の地元で逢うということは、二人でいるところを彼女の知人に目撃される可能性もあります。彼女は僕のことを、見られて困らない相手と認めてくれているのでしょうか。