モデル事情

少し早めに着き、彼女を待ちます。時刻ジャストに彼女は現れ、楽しい時が始まりました。
素晴らしく青く高い晴天。陽射しで一層映える彼女の姿。
PRI「ホテルに入るの、もったいない天気だなあ」
パンダ「ほんとだね。でも、時間足りなくなるよ(笑)」
PRI「うん(笑)」
僕らが逢う時刻は、だいたい正午きっちりから夕方6〜7時までくらいです。土日のどちらかはたいてい撮影日が入っている彼女。僕と逢う日にも、夜はスタッフとの打ち合わせや衣装確認など、仕事の段取りを組み入れているので、時間枠はきっちり定まっています。
PRI「昨日、仕事先からもらった電話、遅い時刻だったよね」
パンダ「うん、11時くらいまでモデル事務所にいたよ。帰り際、みんなとテレビ見てた。未来モデル(http://www.tv-tokyo.co.jp/mm/)というオーディション番組。昨日が最終選考の日で、優勝者が決まったんだよ」
PRI「どんな人?」
パンダ「似合わない服はなさそうな、あまりクセのない感じの人だった。富永愛のようなとんがった人は現れなかったね」
PRI「何人もの審査員で選ぶやり方だと、無難な線に落ち着くのが、まあありがちだよね。ターゲットは雑誌モデルなのかな?」
パンダ「海外のショーや舞台も目指すみたい」
PRI「じゃあ、ウォーキングなども重要だね」
パンダ「うん、ゆらゆら歩く人なんか、ぱしばし落とされてたよ」
PRI「パリコレのキャットウォークなんか、独特なゆらぎ持ってる人が多いけどなあ」
パンダ「あそこまでいくと、逆に個性を出せない人はダメになっちゃうからね」
PRI「日本から世界へを目指すのなら、思いきり個性的で輝く人を選んでほしい気がするよ」
パンダ「うん、私もそう思う」
かく言う彼女自身、個性の発揮で悩んでいる女のコです。実に綺麗で可愛い人なのですが、これぞワタシと主張する強烈な印象は、確かに乏しいかも知れません。