オトコのパワー

僕のテリトリーで語る男性能力と言えば、もちろん、セックスの強さです。体位を支える基礎体力、アソコの勃起力、そして射精能力が、男性能力の構成要素でしょう。ともすると、勃起力と射精能力は同一視されがちなのですが、実はこれ、連動しているものじゃないんですね。何日か禁欲してたくさん溜めても、勃起能力が強まるとは限りませんし、また、連続射精したから勃起能力が弱まるとも限りません。

勃起力は血液を押し出す力ですから、筋力に近い要素と思われます。重量物を片手で何分間持っていられるか?のようなものであり、長時間勃起してから一休み入れるとなかなか回復しない事態に陥りやすいです。行為が数時間に及ぶと予想できる幸せな事態には、小刻みに休みを入れるとすぐに回復できて良いと思います。大きなモノ持ちの人ほど、この勃起能力を支えるのは大変なようで、常日頃から勃起する機会を絶やさずトレーニングしたいところです。ちなみに、近ごろ勃起力が落ちたと感じる人は、年齢のせいにする前に体重増加を疑ってみましょう。ウエイトコントロールは、勃起力維持の基本だと思います。

勃起力には、一時的な堅さ(瞬発力)と、勃起状態の持続時間(持久力)の両面があり、遊ぶフーゾクによって求める比率が異なります。いわゆる西川口流(NK流)フーゾクにおいては瞬発力、ソープにおいては持続力、DCや交際系においては両方の能力がバランス良く欲しいところでしょう。瞬発力を抑えて持続力を支えたり、プレイ中に適度な休みをとって持続力をカバーするといった対策も、効果的です。どのくらいの強さで勃たせるか、すなわち瞬発力の発揮具合は、気持ちの興奮度合いにかかってきますので、精神鍛錬でどうにでもなると信じて頑張りましょう。

射精能力は、エキスの生産能力と蓄積容量の両面があると思います。空っぽ近くまで連続射精しておき、そこから何日でフルチャージできるのか試してみますと、今の僕の場合、だいたい4日程度の感覚です。それ以上溜めると、量は増えず、濃さが増すように思います。ちなみに僕は、満量日からさらに溜めた場合を、オーバーチャージ状態と呼んでいます。ジャストフルチャージ状態は、ものすごくヤリたい時期になりまして、イクのが早いですが、連発も無難にこなせます。なぜだか分かりませんが、フルチャージ状態においては、一発目より二発目の方が強い快楽を味わえます。オーバーチャージ状態になりますと、意外に持ちますが、連発は逆に弱くなる傾向があるように思います。

ここで重要な要素が、一回あたりの放出量です。フルチャージ状態で早くイクときは一回あたりの放出量が減り、オーバーチャージ状態で長く持つときは一回あたりの放出量が増えるようです。オトコとして気持ちイイ快楽は、放出している時間の長さに比例し、当然ですが量が多いほど時間も稼ぎやすくなります。少ない放出量で回数多いのと、多い放出量で回数少ないのと、いったいどっちがイイのか? それは相手次第だと思います。本物名器持ちのコだったら、体位を変えようが小細工しようが、入れてあっという間に幸せの瞬間がやってきます。じたばたしても仕方なく、素直に回数ヤラせてもらう方がイイですね。普通の女のコ相手なら勃起力が弱るような状況であっても、名器相手なら火事場の馬鹿力が発動しますし、半勃ち状態で入れてもすぐにシャキーン状態になるんですよ、ほんと。名器というほどじゃないが上物持ちのコだったら、できるだけ一回あたりの放出量を多くし回数少なくても満足できる遊び方ができると、とっても幸せになれます、っていうか、ある意味、名器よりオトコにとってありがたい存在かも知れません。そして残念ながら、相手が並物持ちのコだったら、放出量と回数をバランス良く両立させるのが良いと思います。

放出時間の長さには女のコのモノが与えるブレーキも重要です。フィニッシュするタイミングでオトコの根元を小刻みに締められると、何とも言えない極上の快楽が襲ってきます。その小刻みなリズムに合わせてゆっくりピストンすると、放出にブレーキがかかり、とてつもなく長い射精の快楽が得られます。女のコ自身の構造的な名器は天性のモノですが、締めあげ系の名器は後天的に鍛えられるそうです。また、根元の小刻みな締め付けは、女のコ自身、快楽に浸っていれば大抵、自然に現れる現象ですね。

というわけで、イカせて幸せになろうよ、というお話なのでした。